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(特殊配合モルタル吹付工B) |
急傾斜地の破砕岩地帯や風化・亀裂の発達した不安定脆弱部分に、ロックメントを吹き付けます。ロックメントの接着力と金網の連鎖性で斜面を一体化し、風化浸食および亀裂の進展を防止して、斜面の保護安定を果たします。斜面の窪みなどに、土砂や落ち葉などがたまり植生の基盤となって在来植物の侵入を助け、自然な景観のづくりが期待でき、モルタル吹付工に代わって脚光を浴びつつあります。
1.
工法の特長
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不安定な岩盤斜面を保護安定させながら、自然への復元を図る特殊工法です。 |
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ロックメントの接着強度は低温でも発揮され、また凍結融解に対する耐久性にも優れており、高所寒冷地の施工にも対応できます。 |
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凍結融解に対する抵抗性が強く、接着力の優れたロックメントと亀甲金網などで斜面の風化浸食や亀裂の進展を防止し、長年にわたって保護効果が持続します。 |
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施工後に周辺の植生が侵入するため、将来的には自然への復元を期待できます。 |
2. 適応地
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破砕岩地帯、風化・亀裂の発達した脆弱な露岩地 |
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風化岩などの斜面で、不安定な場合。 |
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転石、岩塊が累積している場所。 |
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節理の多い岩盤斜面で、風化・浸食が発達し、岩片などの剥離が発生しやすい場所。 |
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施工後約6年経過(千葉県夷隅町) |
岐阜県丹生川村
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10ヶ月経過 |
この施工地では、覆網式落石防止工の施工後、種子吹付けを行っています。
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長野県木曽村
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